リサタビ列車

−絵描きバックパッカー・リサリサの、旅は、まだまだ続く−

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26.NOV.04 トルコを出る日





10日間くらい、いたのだろうか。

結局、イスタンブール以外、
他の街には、どこにも行かなかった。

半ばで降った大雪の影響もあった。


しかし、なによりも、宿や宿の近所が、おもしろかった。

ずいぶんと、
チェスやバックギャモンが強くなった。


ATMでお金を下ろす時、背後に人の気配を感じ、
そこで下ろすのをやめ、
ほかのATMを回ったのに、
常に後ろから同じ人が覗き込んでいた事もあった。

通りすがりのガキんちょに、
「チンチュンシャン!!」
と、叫ばれたこともあった。

よく遊んでいた洗濯屋に口説かれ、
迫られたときは、さすがに引いた。

寒い寒い、イスタンブールの夜は、
なかなかに、切なかった。


トルコを出る前夜、

トルコの酒、ラクを買い込み、
宿の食堂で、トルコ最後の夜に、浸っていた。

仲良しになった宿のトルコ人たちもやってきた。

しかし私の呑んでいる酒がラクだと分かると、


「リサ!!!!ラクは危ない!!危険だよ!!」


と、みな止めに入って来た。

彼ら曰く、
ラクをたくさん呑むと、
次の日物凄い、気持ち悪くなり、
激しい頭痛に襲われるのだそう。

それは、ほかの酒の二日酔いの比じゃないそうな。


「ちょこっとにしといた方が、いいよ〜!」

とみんなしかめっ面で言う。


でもねぇ

その国の酒を、存分に堪能するのも、
私の旅の楽しみのひとつなのだ。


「まぁまぁ。じゃ、みんなで呑もうよ」


みんなで呑めば大丈夫でしょう?と、勧めたが、
差し出したグラスを受け取ったのは、

酒好きたった一人だった。

他は隣で、
「デンジャラス〜〜〜〜〜」と言いながら、
つまみだけ食べていた。


最後の夜をとても楽しく過ごし。

そしてラクのボトルは、
いつのまにか、空になっていた。



トルコを出る当日、

微妙に二日酔いの体にバックパックを背負い、
チェックアウトを済ます。


「リサの笑顔が見れなくなるのが、淋しいよ。

 楽しい時間をありがとう。 どうか、気を付けて。」


宿のオーナーは、そんな素敵な言葉で、
見送ってくれた。


今度トルコに来たら、
絶対にこの宿に泊まろうと、思った。


イスタンブールの街で買った、
オランダ行き片道チケットは、Fly Air

90ユーロ(約12600円)という、激安チケット。

長距離バスでの移動が面倒くさくなり、
旅の日数も僅かになって来ていたので、
一気にオランダまで、飛ぶことにしたのだ。


「これから離陸しま〜す」
という機内案内で、乗客から、拍手がおこる。


3時間後


「無事到着しました〜」
の案内ににも、ワッと拍手がおこった。



この旅2度目の、アムステルダム。