リサタビ列車

−絵描きバックパッカー・リサリサの、旅は、まだまだ続く−


20.OCT.2002 ウランバートル


ゲルで過ごした日々を思い出しながら、
草原で描いたスケッチを広げながら、
覚えたモンゴル語を披露しながら、
雪に埋もれた草原から、モンゴルの首都、ウランバートルへとやって来た。

ウランバートルとは、”赤い英雄”という意味だ。

車が通っている大通りの歩道を、馬を引いた人たちが歩いてたり。
アパートの隣にゲルが立っていたり、と、不思議な空間。


ホテルに着き、久々に水で、手や顔を洗うと、
まあ! 汚い!
石けんがなかなか泡立たない。

一週間。
お風呂に入れなかったから。
頭がとてもかゆい。

今すぐお風呂に入りたい気もしたが、でもせっかくだから市内観光へ出かけた。

といっても、今回は遊牧民の人たちと過ごすことを目的に来たため、
市内に何があるのか、あまり調べてなかった。
それまで出番のなかった”歩き方”を広げ、ウランバートルの中でも一番大きいザハと呼ばれる市場に行ってみることにした。

外国人にとっては少し危険な場所らしく、ナラントヤさんは、やめた方がいい、としきりに言っていた。

が。

行きたいもんは、行きたい。

それなら、外国人に見えないような格好で、と言われ、
草原で買ったモンゴルの民族衣装・フルムを羽織り、深く帽子をかぶり、いざ、ザハへ。

一週間経って初めて、日本円をモンゴル通貨”トゥグリク”に両替した。
チンギスハーンがモデルだ。

ザハは、写真撮影禁止というのが暗黙の決まりになっているらしい。
残念だけど、カメラは置いていくことにした。


大きな体育館のような建物の中と、その前の広い広場両方で市場が立っている。
モンゴル人も日常生活品のほとんどはここ、ザハで手に入れるらしい。
いろーんな物がごちゃこちゃに置いてある。
食料品・衣類・カバン・化粧品・装飾品・雑貨・・・・とにかくなんでもある。

日本へのお土産品を物色していると、ものすごいたくさんの人が、あーだこーだ、これ買わねーかと寄って来る。


個人的に欲しかったもの。それは、モンゴルの民族衣装。
民族衣装フェチにはたまらないくらい、民族物が置いてある。

まず一番に見に行ったのが、”ゴタル”という、ブーツ。
馬にのる時爪先が引っかかるように、少し先が上を向いてて尖っている。
gutal.jpg
オボが履いていて、ものすごく、かっこよかった。ザハに行けば、$50くらいで買えるとオボに教えてもらっていたので、早速交渉。
ただ、女物がなく、しかも男物で$100って言ってきやがる。
$50以上は絶対出さない!とねばるが、交渉決裂。

しかたない。

ゴタルは諦めよう。

と思っていたら、女物で、オボのゴタルよりはちょっとちゃちいけど、かわいらしいのを発見。
しかも、$30まで落ちたので、迷わす購入。


次は、モンゴルの伝統衣装の”デール”。遊牧民はみんな着ている。
卒業式などでも着るそうだ。
分かり易く説明すれば、「ドラゴンボール」の亀仙人や悟空が着ているような服。

「どこで着るの?」と言われたら、困るけど。まあ、気にせず。


最後は、”マルガエ”と呼ばれる、角のある帽子。
キレイな青いマルガエを買った。


後からカバンを開けられそうになったり、ずっと後をつけられたりと少し危険も感じたが、危ないこともなく、宿に戻る。

お土産コーナーで見ていると、宿の従業員が話し掛けてきた。
もちろん、日本人だと思って話し掛けてきたんだけど、あたしがモンゴル語をしゃべったので、
「あれ?モンゴル人?」

と聞いてきた。
大分成長したんだなー、モンゴル語。



一週間ぶりのお風呂は、あたしの垢で、白く濁る。
もう一度お湯を入れて、2度風呂。


明日、日本に帰る。


ゲルで過ごした日々を、何度も何度も思い出しながら、
久しぶりの1人に落ち着かなく、寝付いた時にはもう2時を回っていた。

















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