リサタビ列車

−絵描きバックパッカー・リサリサの、旅は、まだまだ続く−

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14.OCT.2004 ゴッホ美術館

はれ のち くもり 17日目


昨日みんなで飲み過ぎて、ちょっと頭が痛い・・・

オランダビールのハイネケン。
なんとここオランダのスーパーでは、6缶パックが3ユーロで売られている。
と、いうことは、1本0.5ユーロ。
と、いうことは、1本70円!!!!!!

すばらしい。実にすばらしい。



オランダ画家で一番有名なのは、たぶんゴッホだろう。

アムステルダムには、大きなゴッホ美術館がある。
オランダ時代やパリ時代、アルル時代など時代別に展示されていて、だんだん変わっていくゴッホの絵が流れに沿ってわかる。

○リサメモ美術館○
Vincent van Gogh 1853-1890 オランダ 後期印象派
ゴッホを知らない人はいないだろう。27歳で画家になり、同期の印象派画家たちに印象派の技術を学ぶ。日本の浮世絵などを模写したり、自画像で色の研究をしていた。パリ時代の絵をみると、いろいろなことを吸収し、それを絵に精力的に反映させ、絵画に対してどん欲に研究を積み重ねていたのがとてもよくわかる。

ゴッホ美術館の中にいる間、あたしの中の何かが崩れ、精神がとても不安定な状態になってしまった。

そして、ついに、美術館の中で泣き出してしまった。

比べてしまったのだ。自分と。

嫉妬、憎み、憧れ、羞恥、飢餓感、焦燥感、劣等感、開放感、高揚感、

ありとあらゆる感情がスクランブル。
気持ち悪くなって来た。


宿に帰っても涙は止まらず、食堂のテーブルにうなだれていたら、日本人のコが話しかけてきた。

「どうしたの?目がイっちゃってるよ?」

彼は同業者で、日本で油絵を描き、今はヨーロッパを1年くらい放浪している。

あたしは今までに感じていたことを彼に話した。

自分が向かっている方向がわからないこと、
ヨーロッパに来てから描いたスケッチが、ただ描いてるだけに感じること、
そして、ゴッホ美術館で感じた事、

すると彼は一言、

「ああ、そりゃ、比べる相手が悪いんだよ。比べる方が間違ってるって。」

たしかに。
世界の巨匠と、なにも持たない自分とを比べる方が無理があるとは思う。
でも、この道を選んだ者として、どうしても、ある思い描いてしまうものが在る。
自分の背丈も考えず、それ以上の夢に、あたしは翻弄されているのか。

「今日君が感じたことは、今の時点では当然のこと。でも、彼らと比べてしまったら、もう、絵を描くことが出来なくなる。」

自分の絵を好きだと言ってくれて、生涯大事にしてくれる人が1人でもいれば、俺はそれでいい、と彼が言った。


気付くと、それまでの混乱は治まっていた。

それでもまだあたしは、何か、見えないものに縛られていた。















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